いつも有難うございます。
注文住宅・リフォームで北欧スウェーデン式健康住宅を京都市西京区でさせていただいてます原田恵美です
本日は耐震について少し、お話しをさせて頂きたいと思います。
今回の地震について、建築に携わる者として何と言葉を発すれば良いのか言葉がみつからずに今に至りました。
今回、熊本で地震の被害にあわれた方に哀悼の意を表します。
今まで、建築的にどのような部分で、被害を発生させたのかわかりませんでした。
先日、日経ホームビルダーと言う建築の雑誌を読み、建築をされる際の耐震についてお伝えしたいと思い書かせて頂きます。
今回の地震で崩壊した建物に阪神大震災以降に耐震の基準が変わった後の2000年以降に建築されたものがあるとの事。
耐震には、国で基準をもった耐震性能というものがあります。
国の基準値を、耐震性能1とし、それより1.25倍の強さだと耐震等級2、国の基準の1.5倍だと耐震等級3となっています(壁倍率)。
在来木造工法では、柱の間に筋違がどのように入っているのか、その枚数で壁の強さが計られるものが一般的です。
今回の地震では、地震に対する強さを表すと言い換えてもいい筋交が、二度目の地震で役に立たずに壊れた住宅が多かったと。
その耐震基準1の基準で筋交を入れた建築物が崩壊または半壊していたとも分析されています。
大地震が二度も来るとは想定していなかったと推測しますが、私達が住む日本は地震大国で今回の二度の大地震のように人間の予想を超える事が起ります。
日本には地震に対して、もっと詳しく工学的に耐震性能を出せる仕組みがあります。
何故、命に影響する耐震があいまいで良いのか!!
どうしてこの国は人の命が基準ではないのか!!
2012年東日本大震災の一年後に現地で感じた、怒りと悲しみがふつふつ蘇っています。
私は、家の基本は、家族の命を守る事!そこができて、デザインだとか間取りだとかになるのではないだろうかと思い家づくりをさせて頂いています。
その基本を忠実に守る事を絶対に外してはならないですし、この地震を甘くみて天災だと言うのはどうかと思います。
天災ではなく、人災だと、大地震があるたびに怒りと悲しみでいっぱいになります。
建築は人の命を預からせて頂く仕事だという事を改めて肝に命じ、更なる技術の向上を行っていこうと思います。
ありがとうございます
ココチの家
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