今回の旅の目的の一つが、家具屋さんを訪問する事がありました。
ストックホルムでのファニチャーフェアでお会いした、二軒の家具屋さんの工場に訪問させて頂きました。
1軒目は、病院や福祉施設向けの家具を主に作っておられるAlbin社さんへ
Albin社創業者が最初に販売した椅子が飾ってありました。
この会社は、一つ一つの工程を職人さんが手作りで作っておられました。
以前のブログにも書いたのですが、ベットから車いすの生活でも、リビングで家族と一日過ごす為の椅子があることに非常に感動しました。
スウェーデンから学ぶべきところは、生まれてから命を全うするまで、人が人らしく生きるという事を、想像ができないくらい真剣に考えているところです。
一本の木から、人の快適性を考えて木を削り出す。
座った時のココチ良さから、職人さん達の心が伝わってくるように感じます。
この椅子、もう製造されないそうですが、座りごこちも最高で、そして加工技術が素晴らしかったです。
次に訪問したのがSTOLAB社
こちらの会社の社長さんは30代、スタイリッシュなデザインが素敵
こちらは、ある作業はロボットが行っていました。
「この椅子は座りごこちはよくないよ。何故なら、靴を履く為の椅子だから」
何の為の家具かをはっきりさせて、人の目的が達成しやすいようにと作られている
※スウェーデンの家の中では、靴を脱いで生活します。
二社を訪問させて頂き、大量生産とは程遠い作り方の大事さ、物を大切に作り、家族が歴史を家で刻んでいく事の大事さを教えられたような気がします。
スウェーデンにも、世界中に家具を大量に販売している会社がありますが、貴重な物を時間をかけて購入し、時間をかけて家族にとってかけがえのない物にしていく。
そんなストーリーが生まれて来る物も、増えて行く生活も大事だと改めて感じる機会になりました。
日本もスウェーデンも、一つ一つ大事に作るという文化のある国。
子供達にも、しっかりと伝えていきたいなと思います。
有難うございます。
家づくり大好き♡ ココチの家 原田恵美
京都市西京区川島寺田町18
TEL075-381-3507 info@cocochinoie.jp
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