京都市西京区 注文建築・リフォームをママ目線で設計・提案・工事させて頂いています
前回は、スタッフの子どものアレルギーによって、換気の大事さ、窓を開けると返ってアレルギー反応が出る話をお伝えしました。
前回のブログはコチラ→益々大事だと実感する換気の大切さ
今回は、「換気が計画通りに換気できる為にどうすりゃいいの?」という事をお話しさせて頂きます。
シックハウスと言う言葉を聞かれた事がありますでしょうか。
1990年ごろから、住宅を作っている建材から揮発される化学物質が、家の中に充満する事によって、目の痛み、頭痛、発疹などの健康被害が起こる事を、シックハウスと呼ばれています。
その改善方法として、家の換気回数が建築基準法で規制されたと同時に、建材を作るメーカーは体に有害な物質を排除するようになり、シックハウスはあまり騒がれないようになっている。
では、換気はどうなっているのかというと、建築する際の確認申請では机上論的に2時間で1回家中の空気が入れ替わる計算ができていないといけないのであるが・・・
この机上で考えた換気と実際に換気がきちんとできているのかは別物になっている。
換気をきちんと計画通りに行えるためには、家の気密性能が大きく影響してきます。
家の気密が(気密測定を行い数値を計測)
5.0㎠/㎡(隙間相当面積)だと換気は20%の効率
2.0㎠/㎡(隙間相当面積)だと換気は60%の効率
0.5㎠/㎡(隙間相当面積)だと換気は90%の効率
0.5㎠/㎡だと、1㎡にシャーペンの芯の穴ぐらいだけど、これでも換気は90%になる。
(数値が小さいと気密が取れている事になる)
気密が取れていないと、換気ができない事になる。
気密がとれていない=換気扇を回しても換気ができない
スタッフの家がこういう状態(特に悪い建て方ではなく、一般的な住宅に住んでいます)で、黄砂に反応する子どもでも、窓を開けて換気をする必要が出てきてしまう。
換気ができないと、湿度コントロールができない(ダニの発生からアレルギーになりやすい)
二酸化炭素・一酸化炭素・有毒な化学物質も排気できない
住宅に使う建材は☆☆☆☆のフォースターで規制されているが、家具にはホルムアルデヒト吸着シートが入って納品されたりする。
建材だけが問題ではない
住む人の健康は換気によって左右されると言っても過言ではない
健康になる住宅は、きちんと換気が必須です
一日20キロ以上、空気を吸っているのですから・・・、
食べ物と同じくらい健康を左右してしまいます
↑換気測定の様子
耐震+バランスの取れた気密・換気・断熱・少しのエネルギー
大事にして、健康で毎日いきいきと過ごして頂きたいです。
ありがとうございます。
ココチの家 (株)中村
京都市西京区川島寺田町18
http://www.cocochinoie.jp 075-381-3507
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